NURSING EYE
看護学生と研究—統計学のテキスト作成において思うこと
喜花 典子
1
1広島大学医学部付属看護学校
pp.3-5
発行日 1985年1月25日
Published Date 1985/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908053
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いま私は,当校の統計学の講師(岡本雅典氏,広島教育大学教授)とともに,看護学生を対象とした統計学のテキスト作りに携わっている.統計学の知識は,物事を容観的に眺めようとする時,不可欠なものであるにもかかわらず学生が十分に活用しえていないのを,看護研究を教える立場の者として残念に思っている.
そこには,看護を専門としていない講師に,一般的な内容で,しかも短時間で教えられているというカリキュラム上の問題があり,また,教師が日々の学習の中で統計の知識を意識的に使わせていないことにも問題があった.
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