21世紀の看護を考えるルポルタージュ ホスピスへの遠い道—マザー・メアリー・エイケンヘッドの生涯・10
アトキンソン女史の証言—[その2]近代ホスピスの引き金・クロムウェル軍の強奪と虐殺
岡村 昭彦
pp.38-45
発行日 1984年1月25日
Published Date 1984/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907925
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カリプソから始まったオリエンテーション
予定は大幅に狂いはじめていた.今年の最初の予定では,名古屋で行ってきた1年間のセミナーが3月に終われば,すぐに海外に飛び出し,やりかけになっている幾つかの仕事と取り組み直し,時間をつくってはアイルランドのアボカの谷間に戻っていく計画だった.
ところが,昨年から自身で時折,名古屋のゼミをわざわざ傍聴にみえ,毎月のゼミにはオブザーバーとして看護学校の先生を1人送りこんで来ておられた,長野県の諏訪日本赤十字社の看護部長から,名古屋のゼミが終わったら,新たに諏訪で1年間の看護婦のための一般教養のゼミをしたいとの申し出があったのである.
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