特集 視聴覚教育 VTRの導入・その2
看護教育へのVTR導入の現状と問題点
原 萃子
1
1新潟大学医療技術短期大学部
pp.263-268
発行日 1983年5月25日
Published Date 1983/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907819
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
映像的表現(描画など)は時代や人種を越えた視覚言語として約3-4万年前から存在し,意思伝達の機能を果たしていたことは,既に知られているところである.現代においても,情報伝達方法の主流は音声を加えた映像,すなわち視聴覚機器を用いて盛んに行われている.
従来,教育の場では一般に教科書・参考資料など文字を中心とした印刷物を媒体とする教材と,掛け図や模型類を使って授業を進めてきた.しかし昨今は,多くの映像教材がもつ直接的教授性が,文字的教材では得ることのできない多くの情報と創造のきっかけを与えることが知られるようになり,映像的教材は視聴覚教育として重視されるようになった.
Copyright © 1983, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.