教育技法研究 救急看護の展開・1
一次救命処置の理解
田中 由紀子
1
,
高原 美樹子
1
1福井県立短期大学
pp.46-49
発行日 1983年1月25日
Published Date 1983/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907777
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福井県立短期大学第1看護学科では,‘救急看護’を‘成人看護学Ⅱ’(急性期看護)の中に位置づけて教育を行っている.急性期看護の対象は,‘健康障害が急性期の段階にあり,医療従事者の意思を受け入れなければ健康の状態が好転しない人’と考えられる.救急患者はまさにこの対象であることから救急看護を急性期看護の基礎として位置づけ,次のような項目に重点を置いて授業を展開している.本号から6回にわたって,教育技法を中心に救急看護の授業の概要を紹介する.
Ⅰ.一次救命を中心とした救急看護
1)一次救命処置(A,B,C)の理解
2)応用事例による一次救命処置の演習
3)住民教育への参加を試みて
Ⅱ.二次救命を中心とした救急看護
1)二次救命処置(A,B,C)の理解
2)緊急心電図の理解
3)ME機器の基礎的理解(心電計・除細動器)
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