特集 学生の研究指導
看護教育における論文作成指導の位置
山崎 茂明
1
1東京慈恵会医科大学・付属図書館
pp.12-17
発行日 1983年1月25日
Published Date 1983/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907771
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はじめに
看護研究や,その最終的到達点である論文の書き方といったものを,カリキュラムに取り上げている看護学校は多いようである.そこで,どのような講義が,だれにより,いかなる教科書を用いて行われているかは興味深い問題である.
現在,学生は看護学とその関連分野のスタンダードなテキストブックを読み,基礎知識の修得に努力している.一般的にいえば,研究調査法は大学院学生に課される科目である.学部課程での基礎的勉学を終えた上で,各自の問題意識に基づき対象を特定し研究を行い,その結果に考察を加え論文にまとめるという,研究者としての行動パターンを身につけさせるものである.
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