私の発言
2年間の看護教育経験からの学び
木下 叔子
1
1鳥取県立倉吉総合看護専門学校
pp.657-662
発行日 1979年11月25日
Published Date 1979/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907381
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
看護教育に携わって2年が過ぎ,現在3年目を迎えている(いまは保健婦・助産婦の合同コースで修業年限1年の課程を担当している)が,はたしてこの2年間,私は学生とどのようなかかわり合いをしてきたのであろうか.
振り返ってみると,看護教育に携わるという気負いばかりで,学生に助けられていたこともある.また,私の精いっぱい,力いっぱいやろうという気持ちが,周囲に緊張感を与えてしまつたこともある.思い返すと赤面したくなるようなことは1つや2つではない.学生とのかかわりということを考えてみると,それは学生と,学生にかかわる私の両者がいてはじめて生じることである.この関係の中でのかかわり方は,私の学生の見方や受けとり方の違いによっても異なってくるであろう.
Copyright © 1979, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.