私の発言
私と学び—‘継続学習オリエンテーションコース’の研修を終えて
花立 恵子
1
1岩手県立中央病院循環器内科
pp.265-269
発行日 1979年5月25日
Published Date 1979/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907332
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後輩からの刺激
今から10年ほど前の,私の所属していた病棟での学習は,その病棟に関係ある疾患や検査,新しい治療についての医師による講義という形式で,毎週行われていた.それは,医療チームの一員として必要な知識を得るための学習であったといえるであろう.当時の看護の実情は,毎日診療に追われ,1日の業務が終わると‘今日は働いた’という働き手としての充実感を味わうという状況であった.
しかし,当時病棟に配属された新卒の5人の看護婦は黙ってはいなかった.彼女らは‘患者個別によりよい看護の提供を’‘チーム・ナーシングを’などと,病棟会議に問題を提起したのである.
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