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看護実習‘吸引’における持続吸引装置の教育器材としての工夫とその教育効果について
三原 勉
1
,
赤沢 弥子
1
,
林 秀子
1
,
伊藤 明子
1
,
木下 美恵子
1
,
松永 育子
1
1大阪府立白菊高等学校
pp.554-558
発行日 1978年9月25日
Published Date 1978/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907247
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はじめに
看護における実践研究に,臨床現場から臨床器具・器材の創意工夫に富む多くの研究論文が発表されている.看護教育に直接関係する多くの研究論文には,これら器具・器材の教育的創意・工夫についての研究は,我々の知るかぎりでは非常に少ないように思われる.看護教育の現場には数多くの実用器械・器具が,そのまま教育の教具として使用されている.これらは高価なものが多く,分解して構造や機能を徹底して調査し教具として使用することが困難な現状にある.
これらとも関連して,“看護教育”1974年9月号に看護生理学実験として‘酸素吸入の接続管の内径と酸素流量の関係’および‘経鼻カテーテルの物理実験と挿入方法’を発表した.今回は,この前回の発表にもかかわりあいのある持続吸引装置に関する研究について述べる.
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