連載 医療機器とともに学ぶ―カラダのしくみ・12
持続吸引胸腔ドレーンのはなし(後編)
堀川 由夫
1
Yoshio Horikawa
1
1西神戸医療センター麻酔科
pp.74-79
発行日 2009年3月1日
Published Date 2009/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661101410
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持続吸引胸腔ドレーンの構造と使用上の注意点について解説する後半です。前回の説明で、持続吸引ドレーンの3つのボトルがそれぞれ以下の役割を果たしていることは理解できましたね。
①吸引圧制御ボトル=陰圧による持続吸引と過剰吸引圧の防止
②排液ボトル=胸水などの液体成分の排泄と逆流防止
③水封部=リークなどの気体成分の胸腔からのドレナージと逆流防止
前回の吸引圧制御ボトルに引き続き、今回は、排液ボトルと水封部の構造について知り、持続吸引胸腔ドレーンが留置された患者さんのケア上での注意点について、理解を深めていきましょう。
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