私の発言
専門職としての看護教育を考える
天羽 崇
1
1国立高知療養所医務課
pp.269-273
発行日 1977年5月25日
Published Date 1977/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907090
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はじめに
先般私は,第31回国立病院療養所総合医学会のシンポジウムで,‘看護は包括医療の場において,専門職としての地位を確立しなければならない’という意味の発言をした.その後本誌に,看護教育について何か書いてほしいとの依頼を受けた.確かに看護については,医師としていささかの意見を持ち合わせてはいるけれど,その道の専門家である看護婦さん,また看護教育に携わる方方の参考になるかどうか疑問である.しかし,部外者からの発言が発想転換のヒントになることもあるので,敢えて愚論を述べてご批判を仰ぎたいと考えた次第である.従ってすでに先人のご指摘のこともあると思うし,的はずれな意見になるかも知れない点は,ご寛容をお願いしたい.
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