私の発言
心にとめること
洲脇 絢子
1
1京都市立看護短期大学
pp.465-469
発行日 1976年8月25日
Published Date 1976/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907010
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
最近,多くの面で‘人間疎外’という言葉をよく耳にするようになった.これは看護の立場にある者にとって聞き捨てにできない言薬である.しかし,最近の医療をみていると,看護の面にもそういう傾向がみられることを認めないわけにはいかないし,反省点としてあげることもできる.このことは人間を対象としている医療の中での,全く矛盾した現象といわねばならない.看護をする者として,いかにその隙(すき)間を埋めるかが今後の課題として重要視されるであろう.
Copyright © 1976, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.