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九州大学医療技術短期大学部における看護学生の入学の動機および背景の推移—各種学校より短大にいたる
鶴 コトミ
1
,
大津 みき
1
1九州大学医療技術短期大学部
pp.231-234
発行日 1976年4月25日
Published Date 1976/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906979
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はじめに
九州大学医学部付属看護学校は,昭和23年新制度の看護教育機関として発足したが,各種学校であるため教育上多くの矛盾を生じ,学校教育法にのっとった教育形態でありたいという要求が日ごとに高まっていった.発足から20有余年各種学校として存続したが,昭和46年社会の進歩と包括的医療実施の要望に答えるため,今までの看護学校,放射線技師学校,衛生検査技師学校を含め,九州大学医療技術短期大学部として発足した.そこでこれを機会に,看護学校と短期大学部看護科の学生を対象として,学生の背景および高校時代の成績,志望の動機に限定して分析を試み,学生の周辺を知るとともに,この資料をもとによりよい後継者を育成するためには,どのような働きかけが学生募集の段階から必要であるかということを検討した.
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