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初の2年制看護短大—神奈川県立衛生短期大学で入学式
pp.81-83
発行日 1967年6月1日
Published Date 1967/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913184
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4月18日,神奈川県立衛生短期大学の入学式が行なわれた。初の2年制看護短大の誕生である。現在は看護コース80名,養護コース40名だが,次年度から臨床検査技師,エックス線技師のコースも併設される。
総工費,設備費4億5千万円をかけたという短大は,隣接した二俣川高校(衛生看護科)の卆業生の受けいれ母体ともいえるが,何から何まで教育施設としては抜群の完備ぶりである。教官は看護関係で専任教宮20,助手9,非常勤講師25名,事務局は25名。数でいけば1対1の教育も不可能ではないといえそうな手厚さで科の教育を受けてきた学生たちと考ある。図書室も大学といえば当然であろうが,蔵書の質・量など看護教育者・研究室・演習室・実習室など座学に実習に非常に配慮され,器械はレスピレーターまで購入されている。2年制看護短大のスタートが,そのゆく手がこうした県の教育投資を背景に,どう立派な専門職業人教育の最短コースとなりうるか,まさに注目されるところであろう。
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