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地方都市岡山における看護教員養成講習会
進藤 正代
1
,
小野 ツルコ
1
,
三木 福治郎
2
,
合田 富美子
2
1岡山県衛生部医務課
2岡山県立短期大学
pp.160-167
発行日 1972年3月25日
Published Date 1972/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906567
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1.はじめに
現今,看護婦の量的不足は広く知られているところであるが,反面,その質的不足についての対策は立ちおくれている.
筆者らはかねて,量的不足を解消することとともに,質的向上をはかることが医療の中で看護機能を十分に発揮しうる方法と考えて,その実現について検討を加えてきた.その内容は,①教育内容の充実,②教育施設の整備をはじめ,③‘看護について’考えることなどである.そして,④看護学の実質的な確立である.経験を第1とする現状を改善するためにはすぐれた教員が必要であるにもかかわらず,看護学については当を得ていない.たまたま,厚生省からの委託を受けて念願の一部を実行に移す機会となった.昭和46年6月より6か月にわたって‘看護教員養成講習会’を運営し,その目的をはたしたので内容の概要について報告し,ご批判を仰ぎたい.
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