講義ノートから
看護学総論・5
服部 裕
1
1奈良県立医科大学第2外科
pp.55-60
発行日 1971年8月25日
Published Date 1971/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906503
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戴帽式の意義*
毎年秋になるとあちこちの看護学校において戴帽式が挙行されます。おそらくナースにとっては,一生心に残るたいせつな行事でありましょう。そしてその行事の内容は学校が異なってもほぼ似たようなものであろうと想像されます。
私は高等看護学校の講師をしております関係上,数回戴帽式に参列致しましたが,そこで述べられる多数の来賓の祝辞を聞いております間に,ふと次のようなことを考えたのであります。すなわち,多くの来賓のことばのように,ナースになることはそんなにほめたたえられなければならないことなのだろうか?何のためにこんなに多くの来賓の祝辞を受けねばならないのだろうか?そして戴帽式はぜひ行なわねばならない行事なのだろうかなどであります。
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