看護大学卒業論文 人間関係看護の事例研究
第Ⅴ部 総括
山田 登美子
1
,
伊賀上 睦美
1
,
谷川 千津江
1
1高知女子大学家政学部衛生看護科
pp.40-43
発行日 1970年9月25日
Published Date 1970/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906372
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1.人間関係と相互作用過程
看護は,看護者と患者との人間関係,相互作用過程として行なわれるものであることがたしかめられた。
患者T〔ケース(その1)〕の場合,患者は病院ごろといわれ,看護婦たちからけむたがられ,非難されていた。しかし,患者の問題行動の原因は,看護婦たちの自分に対する態度が非好意的だと認知したところにあったようである。また,患者のその行動が攻撃的な形をとったので,看護婦側はそれが病院の職員集団に対する敵対的態度の表現と認知したと思われる。
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