看護大学卒業論文 人間関係看護の事例研究
第Ⅰ部 まえがき
山田 登美子
1
,
伊賀上 睦美
1
,
谷川 千津江
1
1高知女子大学家政学部衛生看護科
pp.2-4
発行日 1970年9月25日
Published Date 1970/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906368
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
A.研究の目的
1.人間関係看護の実践と研究(アクション・リサーチ)
ここで人間関係看護といったのは,看護行為は看護婦と患者(厳密には,看護の対象者と書くべきだが,健康者,不健康者を含めて,この言葉を使う)の人間関係であるという点を,はっきりさせたかったからである。
もちろん,こういう発想は,珍しいものではない。諸先輩の書かれた論文の中に,はっきり人間関係という言葉をつかった人,あからさまにこの言葉を使わなくても,この考え方が基礎にある人の数は,数えきれないからである。
Copyright © 1970, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.