連載 看護史・ナイチンゲールに関する単行書・16
ナイチンゲール伝(4)
長門谷 洋治
1
1日本生命済生会付属日生病院
pp.64-68
発行日 1970年1月1日
Published Date 1970/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906291
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〔C-2〕補遺 Sir Edward Cook:The Life of Florence Nightingale
第14回で述べたCookの著について,1,2のことを追加しておきたい。
①まず著者Cookがどのような人であるかわからないとしたが,その後判明したことを簡単に述べると,彼は1857生,1919没で英国のジャーナリスト,著述家である。ブライトンで生れ,ウインチェスター,オックスフォード大学で教育を受けた。そしてウエストミンスター・ギャゼッテの最初の編集者(1893-96),デイリー・ニューズの編集者(1896-1901),デイリー・クロニクルの主筆(1901-12)になった。1912にナイトに敍せられた。著書に『ラスキン研究』(1890),『トランスバール戦争の功罪』(1901),『ジョン・ラスキンの生涯』(1911),そして本書『FNの生涯』(1913),『文学のたのしみ』(1918),『続文学のたのしみ』(1919)その他がある。ウエッダーバーンと一緒にラスキン全集編集に従事しており,1921にはJ. サクソン・ミルズによりCookについての伝記が出されている。(エンサイクロペディア・ブリタニカより抄訳)
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