特集 臨床指導の現状と展望—第16回医学書院看護学セミナー・シンポジウム全収録
これからの臨床指導を考えよう
杉森 みど里
1
,
佐藤 光子
2
,
薄井 坦子
3
,
岡本 玲子
4
,
石川 操
5
1順大医学部付属高看学院
2虎の門病院外科
3東京女子医大看護短大
4国立横須賀病院整形外科
5日赤中央女子短大
pp.2-18
発行日 1970年1月1日
Published Date 1970/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906282
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このシンポジウムの方向は
司会(薄井) それではこれから「これからの臨床指導を考えよう」というシンポジウムに入りますが,まず私から,きょうのシンポジウムの方向について,そのねらいをお話しておきたいと思います。
私たちは10年,20年という非常に長い時の経過の中で,もっと充実した看護教育にしたい,ほんとうに教育らしい看護教育を,と願い続けてきたわけですが,私たちの前には,まだまだたくさんの壁が立ちはだかっております。けれども,一方で私たちは新カリキュラムの実施に踏み切って,曲がりなりにも,看護の立場から,このような看護婦を育てたいのだということを明確にすることができたと考えられます。
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