特集 保健婦助産婦併合教育
論稿
保健婦助産婦併合1年コースにのぞむ
統合教育—その利点と問題点
坪田 静子
1
1北海道立衛生学院保健婦科
pp.29-31
発行日 1968年8月1日
Published Date 1968/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906050
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看護の新しい概念にもとずいて看護婦養成機関の教育課程が改正され,どこの看護学校もこれを消化するために忙しさが倍増されていることと思う。私も昨年から当学院で看護婦科助産婦科の先生方と一緒に,このカリキュラムについて分担をきめて検討させていただいたお蔭で,少しは理解したつもりである。
しかし,保助の教育を1年として積み上げようとするとき,3年+1年(保助)という一度途中で切れた上につぎたすことは,いろいろな意味で問題であってどうも釈然としないものを感ずる次第である。現在の社会情勢からみて今すぐ4年制にすることは不可能と思われるので,一応厚生省で考えられている保助(保健婦助産婦の略,以下同じ)統合教育を肯定した形で私見をのべてみたい。
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