特集 保健婦助産婦併合教育
論稿
保健婦助産婦併合1年コースにのぞむ
よりよき教育への努力を
佐々木 敦子
1
1信州大学医学部付属助産婦学校
pp.27-29
発行日 1968年8月1日
Published Date 1968/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906049
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はじめに
周知のように,現行の助産婦教育は,助産技術の修得と母子保健指導のできる有能な職業人の育成を目標としている。修業年限は,指定規則によれば6ケ月以上となっているが,実際には1ケ年の教育が単独に今日迄長年の間行われてきた。そして第一線において業務に従事してきたが,近年さらに公衆衛生面における母子保健推進のため,助産婦,保健婦の知識・資格を兼ね備える事の必要性が強調されて,1年間の統合教育もまた行われるようになった。
今日,看護教育改善は,この統合教育実現の方向で種々論議がすすめられているが,現在の1年間の助産婦教育の一端を担当する一員として,本問題に関する2〜3の点について私見を述べてみたいと思う。
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