私の講義ノート・4
診療五訓—高等看護学院対人関係講義から
落合 国太郎
1
1名古屋市立高等看護学院
pp.52-54
発行日 1968年6月1日
Published Date 1968/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906028
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
1.国家統治の精神
昔からどこの国家民族でも,その国を治めるには何かしら一つの目標があった。
わが国でも,大東亜戦争前までは,建国以来万世一系の天皇を戴き,世界無比の国体である。有史以来未だ曾て外敵のあなどりを受けたことがない。東亜の盟主であり,指導者であると自慢して来た。これが私的生活をはなれた国民の生きる目標であった。
Copyright © 1968, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.