留学記
ニューヨーク大学 がん看護学科に学んで
岡田 とめ子
pp.63-66
発行日 1967年8月1日
Published Date 1967/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663905869
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私は井上なつゑ先生のお世話により,1966年1月より,1967年1月までの1年間,交換看護婦のプログラムの一つである,ニューヨーク大学がん看護学科のインターンとして留学することを得,その実習病院として,ニューヨーク市立ジェイムズ・ユーイング病院(ユーイングの骨肉腫で有名)で働く機会を得ましたので,このコースでどんなことが行われているか,概略を御紹介申し上げてみようと存じます。
クラスはR. N.(卒業看護婦)とB. S.(学士)との二組に分れ,私はR. N. のクラス8名のうちにいました。フィリピン人4名,オランダ人1名,支那人1名,日本人2名で構成されておりましたが,日本人のKさんは間もなく結婚されておやめになりました。B. S. のクラスは支那人2名,フィリピン人6名からなっていました。インストラクターが2名で,1人が内科面,1人が外科面を担当されました。
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