特集 国際・国内学会の焦点
がん会議・消化器病学会・内視鏡学会
崎田 隆夫
1
1国立ガンセンター病院・内科
pp.12-15
発行日 1967年2月1日
Published Date 1967/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663905764
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世界消化器病学会
第3回世界消化器病学会は,9月18日(日)午後より24日(土)までの1週間,芝の東京プリンスホテルで開催された。会する者外人約1000人,日本人約2000人。この学会は4年毎に行なわれ,第1回は8年前米国のワシントンで,第2回は4年前西独逸ミュンヘンで行なわれ,今回が第3回目というわけである。
私はこの第2回の学会に参加したが,今回の第3回の学会はそれに比し,格段の盛会であった。これは,学会長川嶋日本消化器病学会理事長や学会事務総長高橋慈大教授をはじめとする学会幹部の御努力と共に,会を重ねる毎に盛会となるべき本学会の性格でもあろう。とくに今回は同時通訳に日本語が入ったため,日本の学者の活躍が大きく,とくに,筆者も関係する,胃がんの早期診断学は世界を大きく圧倒し,彼等にその真価を認めさせ,日本で本学会を行なった成果の最大のものになったことは特筆に値することであろう。
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