特集 高等学校の衛生看護科カリキュラム・3年制高等看護学校のカリキュラム・看護教員の養成 その全容と解説
第2部 3年制高等看護学校のカリキュラム
看護学教授要目案について
pp.72-75
発行日 1966年7月1日
Published Date 1966/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663905660
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昭和39年3月に発表された教育課程の改善案については,その後の各種の会合や雑誌などにおいて,その内容や趣旨が紹介され,それに対する関係者の意見や反響などがあったが,そのほとんどが実施するための教員や施設設備の充実を要望するものであって,教育課程そのものの改善の方向については賛意が表されていた。一方,文部省では,改善案においては専門教科である看護関係のものの組み立て方を統合して,新しい科目とされたため,その主旨をより明確にして教育の水準を維持し高めることと,実際の教育の場における実施上の不安を解消し,改善案による教育を具体的に検討する場合に資するために,それぞれの科目の内容を具体的に表現することの必要性を痛感され,同会議を継続して開くこととされた。委員としては,会議の内容について一貫性を維持することから,前回看護関係の各科目の作成に関係した委員のうち数名は残し,看護の科目を実際に担当している者および各科目に関係ある医師である委員を加えることとされた。
そこで,この調査研究のための会議における審議の経過内容とその結論について,以下にその概要を述べることとしよう。
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