看護学校（3年制）教育課程の改善について—昭和39年3月26日文部省大学学術局看護学校等教育課程改善に関する会議

　医学の進歩および医療の近代化に伴い，医療分野における看護の果す役割についても，近年その重要性を増し，看護に関する知識および技術に加えて，深い教養と管理，指導能力のある看護婦が要請されるようになった。また，現行看護教育については，昭和26年に保健婦助産婦看護婦学校養成所指定規則（文部，厚生省令第1号）が制定されて以来，多少の改訂を経て今日に至っているが，近代看護に即応するために看護教育課程および教科内容について再検討の必要を生ずるに至った。

　このため，この会議は，昭和38年9月より看護学校（3年制）教育課程および教科内容等の検討に着手し，10回にわたり慎重に審議を重ねた結果，下記のような結論に達した。