教育トピック
ティーム・ティーチング(2)
沼野 一男
1
1東邦大学
pp.52-53
発行日 1966年5月1日
Published Date 1966/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663905627
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□フランクリン小学校での実際例
ティーム・ティーチングには,現在いろいろの型があって一様ではないということは,前号で述べた通りである。ここでは,アメリカでも最も早くティーム・ティーチングを実際に取り入れた学校であり,したがってその後のティーム・ティーチングに関する文献にも広く取り上げられているフランクリン小学校の場合を紹介しよう。フランクリン小学校でのティーム・ティーチングの実践は,レキシントン・プランという名で呼ばれているが,現在各地で行なわれているティーム・ティーチングの理論と実際に大きな影響を与えたという点で,歴史的な意味を持っている。
1957年にフランクリン小学校では,先生たちを4つのティームに分けた。2つは比較的大きなティームで,それぞれ5人ないし6人の先生によって編成されており,他の2つは比較的小さくて,それぞれのティームのメンバーは各3人である。もっと詳しくいうとそれぞれのティームの構成は次のようになっている。
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