特集 臨床から教育をふりかえる
てい談
臨床と教務のあいだ—「新卒ナースの声」を中心に
pp.10-17
発行日 1965年7月1日
Published Date 1965/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663905474
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臨床と教務のあいだ
考えるナースはどこで育つのか
A お手元の手記をお読みいただいたことと思いますが,きょうお集まりいただいた先生方は10年選手で看護界では最も有力なるメンバーでいらっしゃいます。臨床経験も深く,教務の経験も3年ですので,そういったところからいろいろお伺いしたいと思います。看護界というところはほんとうに多難の中の多難をつづけて今日に来ておりますので,条件が悪いといえば悪い,しかし悪いからといってしないわけにもいかない。悪いからこそよくしたいと思います。そこで,私たちは理想に向かって現在の条件の中で,こうしたらいいんじゃないか,なにが不足しているか,どういうふうな方向づけを私たちの力でしたらいいのか,なにを次の世代に渡したらいいだろうか,というようなことについて,先生方のご感想をうかがいたいと思いますが……。
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