文部省・看護教育研究集会
1.看護教育と適性
湯槇 ます
1
1東京大学
pp.2-10
発行日 1965年3月1日
Published Date 1965/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663905422
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人が職業を選ぶ動機にはさまざまなものがあるであろうが,どのような職業を選ぶかは一生を左右するほどの大事である。一方,視点を変えて,企業その他のいわゆる使用者側にとっても,人間が果たす機能のウェイトは,機械化が進めば進んだなりに,決して軽いものではなく,むしろ如何にすぐれた人材を得るかが将来を決定するキイポイントなのである。このような意味において,近年,適性研究は医学的にも心理学的にも非常に意欲的にすすめられ,数多くの適性検査法を生み出してきている。これらについて学ぶ前に,“適性”を問題にする社会的背景について考えてみたい。
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