学生に患者を受け持たせた場合の指導
喉頭全摘患者の看護
佐藤 文子
1
1千葉大学医学部付属看護学校
pp.23-26
発行日 1964年3月1日
Published Date 1964/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663905256
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はじめに
学生は,「患者とは,精神的,肉体的,社会的に健康状態を維持できない人間」として対応し,規定の看護法を背景の異なる患者相応に適応させ,合理的な看護が営めるよう,いわゆる患者中心の看護ができるよう臨床実習に臨む。本校では,各病棟毎に学年に応じた1,2例の受持症例を要請し,学生は,受持患者の経過を観察しながら,その問題点を探求し,対策を構じ,その看護を学ぶようになっている。ここに紹介する例は,決して模範的なものではなく,日常行なっていることそのままを明示した一例にすぎない。そして,経験豊かな先輩各位のご批判にあずかり,助言していただきたいと思います。
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