ひろば
「ある手紙から」を読んで
北原 政子
1
1国立国府合病院
pp.38-39
発行日 1962年12月1日
Published Date 1962/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663904306
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思いは皆同じ
看護学生の3年間と卒業後の3年間,いつも私の頭の中に去来していた種々な悩みや,問題点がありました。先日看護教育の6月号を読んで,尾木郁子さんの書かれた「ある手紙から」にふれた時,大切なものを引出して下さったような気持でうれしくなりました。さっそく私の意見を述べさせていただきたいと思います。
看護学生の時代,18才〜21才までの,どんな小さな発見でも,全身で受けとめられる時代なのに,看護学生は職業教育の名のもとに,むなしく過ごしてしまうのではないでしょうか。私個人,今になって思い出しても,その時代に失ったものは得たものより大きかったと思います。
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