Guide for Teachers 小特集・私は産婦人科看護法をこう教えている
産科出血
笠原 トキ子
1
1関東逓信病院産科
pp.8-11
発行日 1962年3月1日
Published Date 1962/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663904153
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はじめに
看護学生に教える産科看護法ではどの程度まで深く教えるべきかが一番問題であり,実際に授業にたずさわっている私共の共通の悩みではないかと思われる。授業時間数は20時間で,実習期間は2,3年生それぞれ5週間ずつだが,実際には1週間に数時間だけで,ほんのわずかな時間にしかすぎない。また医師による産科学の講義の程度によってもその内容を変えねばならない。
特に異常妊娠,分娩,産褥などにはいると,基礎的に産科学がわかっていないと,増々教える時間が不足して,きめられた時間を超過してしまうことが多い。
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