Japanese
English
Bedside Teaching
吸入療法の指導方法
Method of Guiding Inhalation Therapy
松永 和人
1
,
一ノ瀬 正和
1
Kazuto Matsunaga
1
,
Masakazu Ichinose
1
1和歌山県立医科大学医学部内科学第三講座
1Third Department of Internal Medicine, Wakayama Medical University, School of Medicine
pp.71-77
発行日 2009年1月15日
Published Date 2009/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404101187
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はじめに
気管支喘息において気道炎症は最も重要な治療標的であり,吸入ステロイド薬を軸とした薬物療法により多くの患者で良好なコントロールが得られるが,そのためには吸入療法が正確な手技で,良好なアドヒアランス(服薬遵守率)で実施されることが不可欠である.吸入指導とは単に手技を指導するだけのものではない.喘息の病態と治療薬の特性に基づき治療の必要性と安全性を説明し,年齢など患者の特性に合わせた吸入方法を選択し,モニタリングで検知された喘息増悪に対する具体的な対処法を明確にしておくことも重要な指導内容に含まれる.
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