連載 「准看報告書」以後の看護教育制度をめぐって・15
第1回 准看護婦の資質の向上に関する検討会議事要旨
pp.540-542
発行日 1998年7月25日
Published Date 1998/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903804
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5月28日に厚生省の「第3回准看護婦の移行教育に関する検討会」が国立国際医療センター会議室で開かれた.各委員の移行教育に対する具体的な基本イメージを共有するためのものとして川島みどり委員が提示した「実務経験を生かした准看護婦の教育」案を受けて,対象者や教員のあり方などについて活発な議論となった.
特にこの検討会が准看護婦の養成停止を前提としたものか否かという点で意見が交錯したが,「本検討会は平成8年12月の准看護婦問題調査検討会報告書を受けて発足したものだが,准看の廃止あるいは堅持を前提としたものではない」との見解で合意を得た.さらに放送大学で移行教育を実施する上での具体的問題が嘉治元郎委員から明らかにされ,次回(6月25日)回答されることとなった.第2・3回の同検討会の詳細は次号で紹介する.
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