速報
准看護婦問題調査検討会報告書―平成8年12月20日准看護婦問題調査検討会
pp.93-97
発行日 1997年2月25日
Published Date 1997/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903778
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1准看護婦問題を考える背景
●戦後、急激に病院が増設され、看護婦の需要が極めて大きくなったが、当時の女子の高校進学率が37%の状況の中では、高校卒業を資格要件とする看護婦を十分に確保することはむずかしい状況であった。准看護婦制度は、このような時代背景の中で、中学校卒業を資格要件とし、看護婦を補助するものとして、昭和26年に創設された。
昭和26年に、中学校を卒業し、准看護婦養成所の門をくぐった節一期生約400名の人たちは、来年には60歳を迎えようとしている。この人たちに続いて、准看護婦免許を手にした人は、これまでに約100万人にのぼる。
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