特集 チーム医療の中のPOS—第14回POS研究会報告
一般演題
18 監査方法と監査表の改良を試みて—患者に質の高い看護が提供できる記録をめざして
石川 智子
1
,
品田 真由美
1
,
藤里 美子
1
,
岡藤 久美子
1
,
西村 詩子
1
,
辻畑 博子
1
1山口大学医学部附属病院
pp.1001-1003
発行日 1992年11月30日
Published Date 1992/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903652
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看護記録は,患者中心の質の高い看護の提供と同時に,専門職業人としての看護婦の能力育成を目標にした記録様式や記録方法が,種々試みられている.ウィードは「患者のケアの良し悪しは,ケアに関与する人々の教育の高さで決定される.その教育を高めるには,良い記録に負うところが大きい」と言っている.
当科においても,1989(平成元)年度より看護記録の改善に取り組み,記録委員が監査を行なってきた.しかし,「患者の現在の問題が何であるか把握しにくい」「具体的な看護計画が挙がっていない」「看護計画の修正がなされていない」ということが問題になった.そのため私たちは,監査方法と監査表を検討することで,問題が解決するのではないかと考え,①監査表を改良する,②監査結果の伝達方法を改善するの2点を試みた.
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