NURSING EYE
ホスピスナースにはユーモアセンスを―米国ホスピス研修旅行に参加して
永田 希和子
1
1姫路聖マリア病院
pp.130-133
発行日 1991年3月25日
Published Date 1991/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903574
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米国ホスピスツアーの多彩な参加者
1990年に創立40周年を迎えた私たちの病院は,特にこの年,研修に力を入れることが,病院方針として出された.今までの研修から,学ぶ場を海外にも拡げて見聞を深めようと,まず,コメディカル,次に看護部の主任たちが米国の施設見学の機会を得た.私にもそのチャンスが巡ってきて,米国ホスピスツアーに3人の婦長と一緒に参加することができた.私たちの病院はターミナルケアの充実を目ざして,特に1985年以来,専任のパストラルケア(日本では一般に臨床司牧)を数名おいて,心のケアに努めている.院内でシステムとしてホスピスケアを行なっているが,できたらホスピス病棟を開きたいと計画中である.今回のツアー参加は,米国からホスピスケアについて学び,参考にすることが目的であった.
ホスピスツアーは10日間,見学施設はニューヨークのカルヴァリー・ホスピス,ウインコート・チャーチホーム,首都圏ユダヤ人老人医療センター,ダラスのパークランド記念病院他2か所.ホスピスだけでなく,病院や老人対象の医療施設を視察し,米国の医療全般も観ることができた.
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