CROSSROAD
看護倫理を受講して
山田 艶子
1
1東海大学大学院健康科学研究科
pp.1016
発行日 2003年11月30日
Published Date 2003/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903553
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「看護倫理」の授業ではターミナルケアのビデオなどを観て,学生それぞれが感じたことや考えたことを毎回意見交換した.ビデオの中の看護師と患者の何気ない会話の場面では,認識の隔たりを感じずにはいられなかった.患者や家族が医療者に十分な自己主張ができない現状がまだあること等を改めて思い知らされた.
医師や看護師だけが患者の治療や今後の生活を決めたり,悩んだりするものではない.最善の方法を患者および家族も含めてお互いの考えを出し合いながら,最善の方向に向かうように進めばよい.お互いのジレンマを出し合い解決したほうが人間らしく生きられる様に思った.
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