焦点
措置から契約へ―変化の著しい社会福祉 ①支援費制度,②「国際障害分類」(ICIDH)から「国際生活機能分類」(ICF)へ
松永 千恵子
1
1都立板橋看護専門学校
pp.865-870
発行日 2003年11月25日
Published Date 2003/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903529
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はじめに
近年,日本の社会福祉は大きな変化を遂げた.社会福祉基礎構造改革により,利用者主体が打ち出され,利用者が福祉サービスを選択して契約により利用する仕組みが導入されたのである.そのため2000(平成12)年4月から老人福祉の分野では介護保険制度が,本年4月からは障害福祉の分野で支援費制度が実施され,日本の社会福祉は一部を除き,法律,制度とも「措置から契約へ」という時代に入った.
そこで,本稿では,第1番目に戦後の障害者福祉における大きな変化であり,今後,国家試験に出題されるのではないかと予想される重要項目である支援費制度を取り上げる.
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