特集 看護師国家試験出題基準の改定
看護師国家試験出題基準(全文)
母性看護学
pp.860-861
発行日 2003年11月25日
Published Date 2003/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903527
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専門分野の母性看護学は,新しい家族の誕生期にある人々の健康生活を看護するために必要な基礎的な知識と技術を問う組み立てとなっている.母性看護学の対象となる,女性のライフサイクル各期のなかでも,看護師は,とくに性と生殖に関する健康の視点が必要である.さらに,新しい家族の誕生期において,さまざまに役割変化を遂げる家族の発達という視点も含んでいる.母性看護では,新しい命の誕生を迎えようとする人生の移行期にある人々に目を向けることが重要である.
看護・助産活動では,ともに活動する助産師との相違を明確にするよう考慮した.助産師は独立して正常な妊娠・分娩に関連した健康現象を診断する能力が必須であると考え,正常と正常からの逸脱を識別するための判断能力を養うことに力点をおくと考える.
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