特集 学生をめぐる今日的な問題 その法的な対処について考える
【事例10】実習時間外の事故/【事例11】ナースコールのラインを切ってしまった
pp.514-515
発行日 2003年7月25日
Published Date 2003/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903444
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看護学生C.受け持ち患者(脳梗塞による右片麻痺)に,1日の実習終了の挨拶に行くと,これから散歩に連れて行って欲しいと頼まれた.「明日行きましょう」と一旦は断わったが,なおも「今から行きたい.車椅子を持ってきて欲しい」といわれ,断わりきれず,指導者に許可を得た.持続点滴をしている点滴架台をフットペダルの間にはさみ,患者の左手で支えてもらいながら,廊下を通り,外に出ようとしたところ段差があり,点滴架台を倒して点滴が抜けてしまった.一応,外来で止血の処置は出来たが,問題点は多く残った.
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