海外文献にみる看護教育学研究
開腹手術における予防的胸部理学療法に関するコントロールスタディ
天野 志保
1
1東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科
pp.286-287
発行日 2002年4月25日
Published Date 2002/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903183
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はじめに
腹部手術後の肺合併症は高い割合で発症している,人工呼吸器を用いた全身麻酔は多くの患者の呼吸機能を低下させ,加えて術後の創痛や薬物療法,安静の保持は無気肺や肺炎などの発症率を高める.これら術後肺合併症を予防する目的で,胸部理学療法は肺疾患患者や喫煙歴のある患者,高齢者や筋・神経系疾患患者を対象として積極的に行われている
そこで本研究は,主要な腹部手術時における予防的胸部理学療法の生理的側面に関する臨床評価を科学的に行うことで,その効果を明らかにすることを目的とした.
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