焦点
DRG/PPS時代の診療情報管理―①診療情報の管理方法
菊池 優子
1,2
1国際疾病分類学院
2国際医療福祉大学医療福祉学部
pp.103-109
発行日 2002年2月25日
Published Date 2002/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903138
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医療従事者が作成する診療記録は医療を行う上で必要不可欠であり,その重要性は近年ますます高まってきている.特に,情報開示やDRG/PPS(診断群分類/包括払い制)の動きに伴って,診療記録に含まれている情報を積極的に政府機関や患者に提供すべきであるとの考えが強まってきた.
わが国の医療改革は,今後,診療記録を中心に進めていく必要がある.DRG/PPSもそうだが,電子化,情報開示,医療機能評価,医療訴訟などはすべてカルテが基準となっているからである.DRG/PPSとコーディングについて,現在進められているところをお伝えし,コーディングや診療記録に関心を持たれる看護専門職が1人でも多く現れることを願ってまとめてみた.これからの診療情報管理に,看護専門職の方々の視点はおおいに貢献できると考えるからである.
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