発行日 2006年4月1日
Published Date 2006/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2006169710
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著者らが5年間の施行期間中にDRG/PPSに該当した938例を対象に,その収支と平均在院日数を検討した.その結果,DRG/PPS開始時の診断群は9群であったが,施行期間中に追加変更され18群となった.収支は施行期間全体を通じると入院患者1人平均493点の赤字であったが,診断群が追加変更された前後の比較では,1人平均17,971点の赤字から,1人平均9,085点の黒字に転じた.平均在院日数は施行開始年度の35.8日より緩やかに減少し,最終的には23.6日と大幅な短縮を認めた.全診断群における入院期間と収支との関係では,入院期間が長期化するほど収益が減少する傾向にあり,この傾向は各診断群内でも同様であった
©Nankodo Co., Ltd., 2006