特集 看護技術教育のこれから
第2部 医療事故の実態から看護技術教育の方法を見直す
―新卒看護婦(士)の医療事故防止に関連する知識・技術についての調査・2―就職時における知識・技術の習得状況とその考察
竹内 千恵子
1
,
川村 治子
1
1杏林大学保健学部
pp.955-960
発行日 2001年11月30日
Published Date 2001/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663902632
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はじめに
新卒看護婦の看護技術の習得に関しては,従来より,その不十分さが指摘されているところである.前述の厚生科学研究「医療のリスクマネジメントシステム構築に関する研究」において,われわれは卒前卒後の医療事故防止教育の参考にするため,事故防止上必要と思われる知識および技術について,新卒看護婦・士(以下,看護婦)を対象にその習得状況を調査した.
ここでは調査結果のうち,看護基礎教育の影響を最も反映する就職当初の習得状況を検討したので報告する.
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