時事を読む
史実を国際的視点で見つめなおす―アメリカ看護歴史学会に参加して
菊井 和子
1
,
山口 三重子
1
,
山田 要子
2
,
ライダー島崎 玲子
1
1川崎医療福祉大学
2福井県立大学
pp.1028-1030
発行日 2000年12月25日
Published Date 2000/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663902408
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2000年9月21~24日にペンシルバニア州ヴィラノヴァ大学で開催された第17回アメリカ看護歴史学会(American Association for the History of Nursing, AAHN)に参加した.出席者約100名のこの学会は近年盛大に開催される看護学会にしては小規模の会で,出席者の多くは歴史研究を専門とする大学の現または元教員である.アメリカの学会ではあるが,カナダ,オーストラリア,日本からも参加者があり,内容も国際学会的要素を含んでいる.
会場はフィラデルフィア郊外にある美しいキャンパスのヴィラノヴァ大学カンファレンスセンターで,プリカンファレンス,キーノートアドレス,研究報告,ポスターセッション,プロフェッショナルツアー等を含む内容の濃い会であった.私たちは「戦後の看護行政の改革」について発表を行った.以下,学会の主なものを報告する.
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