特集 21世紀を歩むナースたちへ
Spiritual Care in Nursing
金子 光
pp.1020-1021
発行日 2000年12月25日
Published Date 2000/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663902406
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日本の看護は,敗戦後新しい看護制度を基盤として出発して50年が経つ.新生日本の民主化がはかばかしく進展しない中で,努力を重ねつづけて半世紀を駈け抜け,少しテンポが緩み落ちついたところで振り返ってみた.戦後の新しい看護は,充分とはいえないが着実に前進している.
専門性も確立されはじめている.制度制定の当初から強く望んでいた大学教育もついに実現し,最近の10年間には急速に進み,国公私立をあわせて,看護系の4年制大学は現在86校,短期大学73校を数える.さらに修士課程36校,博士課程11校で,数としてはまだ十分ではないが,その動きの速さには目を見張るものがある.21世紀に看護の大学化はいっそう進むものと思われる.
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