特集 21世紀の看護教育へ向けて
21世紀に向けての看護教育への提言―バイオエシックスとインフォームド・コンセントの法理から
星野 一正
1
1京都大学
pp.838-842
発行日 2000年11月25日
Published Date 2000/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663902369
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まえがき
筆者は1950年の春に医師免許を取得して産婦人科医となってから2000年の現在までの50年余,20世紀後半の医学・医療の急テンポの進歩・改変や医療の倫理の激変を,日本,米国,カナダおよびドイツの医療センターで体験してきた.そして今,21世紀は急激な進歩発展ならびに予想外の変貌を逐げた過去50年間の経験からは想像もつかない状態に,大きく変貌するに違いないと思われて,そら恐ろしい気持ちすらするのである.
医学医療・看護に多大の影響をもたらす画期的な進歩が21世紀に起こるであろう.その中には,現在のバイオエシックス,インフォームド・コンセントならびに社会的規律の下では,許されないようなことも起こるに違いないであろう.
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