特集 日本の看護・看護教育 私にとっての20世紀
読者に推薦された人がつづる―私にとっての100年,この時
筒井真優美―Mayumi Tsutsui
匿名希望
pp.678-679
発行日 2000年8月25日
Published Date 2000/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663902335
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筒井先生は,卒業直後から小児病棟で働き,現在まで小児看護分野の研究を続けています.私が最初に筒井先生を知ったのは,先生がニューヨーク大学看護学部にて博士号を取得された頃のある雑誌ででした.何気なく目に入った雑誌の中で,先生は「子どもの看護のあり方」について語られていました.
一昨年,教員研修で講義を受ける機会を得ました.常に先生は,「子どもの最善の利益」「子どもと家族の幸せ」について考えることの大切さを話されました.特に,「子どもの死」について深く共感することができました.「この子がいてよかった」と思えるような最期のときを,どのように迎えさせるかが,これからの看護の大きな課題であると教えてくださいました.子どもの看護を深く,やさしく考えている方です.
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