JNE DIGEST
看護学における新しい教育プログラム―JNE(Journal of Nursing Education)38巻5号後半と6号より
尾沼 奈緒美
1
1愛知県立看護大学
pp.198-201
発行日 2000年3月25日
Published Date 2000/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663902225
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
JNE 38巻6号の巻頭言でBillings博士は,看護学の遠隔教育について,情報テクノロジーの発展に伴い,時間や場所に制限されることなく,ネットワークで結ばれた地域において新しい方法による教育が可能であると述べている.情報テクノロジーは,地域社会における学習や迅速なフィードバック,広範囲な学習資源の活用を可能にした.さらに,学生や教員の相互交流の促進により,学習者を支援することが容易になり,マルチメディアやデータベース等の多様な学習ツールの利用により,学習経験を現実世界と結びつけ,実践能力を高めるための教育が可能になっている.こうした次世代の遠隔教育を発展させ,検証するための研究の焦点は,学習者,教員,教育実践,情報テクノロジーにあるとしている.そこで,6号から,看護学部における情報処理プログラムの実施とその評価についての文献と,インターネットを用いた看護学修士課程の試みに関する文献を紹介する.また,5号からは,文化的能力を備えたプラクティショナー育成のための教育プログラムに関する文献を紹介する.
Copyright © 2000, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.